初めまして。外苑ソーシャルアカデミーの山田と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
さて、現在外苑ソーシャルアカデミーの活動の一つとして計画が進んでいるのが、イギリスオクスフォードにおける調査と、ワルシャワでのウクライナ支援です。
オクスフォードで実施したい調査の内容は、若者たちの勉強に対するイメージが、国ごとにどう違うかを検出するリサーチです。
日本人は熾烈な受験戦争を戦う中で、勉強に対するキツいイメージ、つらいイメージが先行しているため、本音では勉強があまり好きではないと言われることがあります。
それに対して、ヨーロッパの人々と接していると、彼らにとっての勉強は、知的好奇心の源だと感じることが多々あります。もちろん人それぞれなのは言うまでもありませんが、私の過去の留学経験から、ヨーロッパ人は興味関心に忠実に、学びの世界を享受する風土があるように感じています。
しかしこうした話は、思い込みである場合も少なからずあり、データをとってみなければ本当のところは分かりません。データをとると、予想外の意外な結果が出るかもしれませんし、やはり思った通りの結果が得られるかもしれません。いずれにしても、何事かを明確にするためには、客観化することが非常に大切です。
ところで、オクスフォードに入る前に、現在ワルシャワに亡命しているウクライナ人の旧友に会う予定です。彼女は12年前にオクスフォードで知り合った、非常に聡明な女性です。
ウクライナの災禍は、日本ではやはり多くの人にとって遠い話かもしれません。しかし私は彼女という友人がいたおかげで、常にリアルな情報を受け取り、生の声を聞いてきました。当事者の声はニュースとは違い、悲痛そのものです。
たった一人の友人がいるだけで、世界はまったく別物に変わります。遠い地で起こっている出来事とも関わりができるからです。すなわち、ウクライナ戦争は私にとっては他人事ではないのです。友人が辛い思いをしていたら、誰だって他人事では済ませられません。
初めは一人でもいいですから、海外に友人を持つことはとても大切だと感じます。これも私たちに違う世界の形を見せてくれる一つの在り方です。
もちろん、私一人がウクライナの国や彼女を支援しても、それだけでウクライナの問題が解決するわけはありません。でも、異国の地での生活を余儀なくされている一人の人間に、心強さを感じてもらうことくらいは私にもできるはずです。
頭で考えることも大事ですが、行動することの方がより大切な場合もあります。特に困っている人がいるとき、私たちは批評家になるのではなく、実務家になる方が価値があるはずです。
さて、ここではオクスフォードでの様子も書いていきたいと思います。時々更新をしていきますので、興味がある方はどうぞご覧ください。
それでは。
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